こだわりのひと品

とろける幸せ!
NewDays新定番シュークリーム誕生秘話

デイリー食品ユニット M.K.さんインタビュー
デイリー食品ユニット M.K.
より多くの人に貢献できる仕事がしたいという理由から、就活時代はJRグループなどの鉄道業界や食品メーカーを志望していた。中でもNewDaysなど人々の日常生活を支える身近な店舗から本屋や服屋など生活を彩るショップまで幅広く運営する当社に魅力を感じて入社。現在はNewDaysで販売されるチルドスイーツの商品企画をしている。

INDEX

NewDaysから新しいスイーツの定番となる2種類のシュークリームが登場しました!
とろけるカスタードがたっぷり詰まった「クリームたっぷ〜り!カスタードシュークリーム」と、ダブルクリームの贅沢感を味わえる「パイ仕立てのシュークリーム」。
開発の背景には、これまでクレープが定番だったNewDaysのスイーツに「新しい柱をつくりたい」という思いがありました。どちらも"NewDaysの新定番スイーツ"として期待がかかる商品です。
今回は、この2つのシュークリームを開発した株式会社JR東日本クロスステーションの商品戦略部・M.K.さんに、開発の裏側やシュークリームに込めた想いを伺いました。

ついに登場だにゅ!

とろけるカスタードがたっぷり入った王道のシュークリームと、カスタードと北海道産生クリームを使用したのホイップ、2種類のクリームが楽しめるちょっと贅沢なパイシュー。どっちもおいしそうで選べないにゅ!(だからどっちも食べるにゅ♪)

シュー生地にもクリームにもとことんこだわって、何度でも食べたくなるおいしさを追求したにゅ。
NewDaysの新しいスイーツの定番、ぜひ味わってほしいにゅ〜!
Newzarashi 5
にゅざらし

現場での学びを活かして
スイーツ開発への挑戦

M.Kさんは2018年に、入社されたそうですね。
はい、最初の1年は新入社員研修を受け、その後2019年からは八王子支店の営業課に配属され、NewDaysの売上を伸ばすための販促企画を担当していました。新潟の笹団子や伊勢の御福餅といったご当地商品をNewDaysで取り組みにも携わっていました。
2021年からはNewDaysの店舗でアシスタントマネージャーを約1年半、続いてマネージャーを9か月務めました。そして2023年の7月に商品戦略部へ異動し、サンドイッチやサラダといったデリカ商品の開発を経て、今年の5月からはスイーツ開発を担当しています。
店舗や商品開発での経験で、特に印象深い出来事は?
店舗でマネージャーをしていたときは、お客さまに喜んでいただくのも大切ですが、一緒に働くスタッフから「ありがとう」と言っていただけることが一番のやりがいでした。スタッフ一人一人のできることが増え、成長していく姿を見ると本当に感動しますし、異動の際に「一緒に働けてよかった」「マネージャーがKさんで楽しかったです」と声をいただけたのは忘れられません。

一方で商品開発は直接お客様と接する機会は少ないのですが、商品を通して「美味しかった」という声や店舗の方から「すごく良かったよ」と言っていただけると、とても嬉しいですね。
そして、スイーツのご担当になられたわけですが、もともとスイーツはお好きなんですか?
はい、好きですし、専門店に行って見たり、買ったりします。なので「こういう商品があったら楽しそうだな」と思うこともあって、実際にスイーツ担当として商品づくりに関われるのは本当にありがたいです。

クレープに次ぐ新定番を目指して

クリームたっぷ~り!カスタードシュークリーム
クリームたっぷ~り!カスタードシュークリーム
ダブルクリームパイシュー
ダブルクリームパイシュー
今回、2種類のシュークリームが完成しました。開発はいつスタートしたんでしょう?
私がスイーツ担当になる前、昨年末から始まったと聞いています。通常は開発を決めてから3〜4カ月で仕上げるのですが、今回はNewDaysで特に力を入れた商品ということで、通常よりも長いスパンで進めました。
それだけ想いのこもった商品なんですね。開発の経緯についても教えてください。
NewDaysのスイーツを購入されるお客様は、実は男性が多いんです。そうなると食べ応えやボリューム感は外せないポイントで、シュークリームも小ぶりではなく満足感のあるものにしたいと考えました。

NewDaysのスイーツでは、チョコバナナクレープが特に人気で、ガッツリ食べられるスイーツが上位に入っていますし、パン売り場で販売するシュー生地にカスタードやホイップを挟んだパンが男性に非常によく売れていたことも大きなヒントになりましたね。そこから「男性は食べ応えを重視しており、ホイップやカスタードといった王道のクリームが好きな傾向にあるかもしれない」という仮説につながりました。
スイーツのお客様が男性に多いというのは意外ですね。
NewDaysのスイーツではクレープが定番商品になっていて、店舗からは「一番売れる商品」として認識されています。ただ、スイーツでクレープが一番売れているというのは珍しい現象なんです。
チョコバナナクレープ

世の中で「スイーツの定番は?」と聞かれれば、多くの人がシュークリームを挙げますし、シュークリームを置いていないスーパーやコンビニはほとんどありません。だからこそ今回を機に、「NewDaysはクレープだけじゃなく、シュークリームもおいしい」と思っていただき、定番として認識されるようにしていきたいと考えました。

そこでシュークリームを2種類開発されたと。
洋菓子店や他社のコンビニを見ても、「定番のシュークリーム」に加えて、「クリームが2種類入ったもの」「生地にこだわったもの」といった付加価値のある商品があります。そこでNewDaysでも、まずは定番として「クリームたっぷ〜り!カスタードシュークリーム」を。そして、少し贅沢感を出す商品として、2種類のクリームを入れた「パイ仕立てのシュークリーム」を開発しました。

開発にあたっては、コンビニやスーパー、スイーツ専門店を巡り、20種類ほど食べ比べました。クリームだけを食べたり、シュー生地とクリームの量をそれぞれ測ったり、一日に何個も試して頭が混乱するほど(笑)。最終的に「理想のシュークリーム像」が見えてきたので、それを商品に反映させました。

何度でも食べたくなる味わい、
その裏にあるこだわり

シュークリームだと、クリームと生地の両方が大事になると思いますが、こだわりは?
クリームは「何度でも食べたくなる、飽きの来ない、甘さを抑えた仕上がり」にしました。特に「パイ仕立てのシュークリーム」は、ふわっと軽くて食べやすいクリームを意識しています。というのも、個人的に専門店のスイーツは程よい甘さなのに、量販向けの商品はどうしても甘さが強いと感じることが多かったんです。そこで今回は甘さを抑え、「何回でも食べたくなる飽きないシュークリーム」を目指しました。

同様に「たっぷ〜り!カスタードシュークリーム」も甘さを抑え、飽きがこないように工夫しています。カスタードのみのシンプルな仕立てですが、洋酒を少し加えてキレのある味わいにしました。生地はあえてごつごつ感を出し、手作り感のある焼き目で食欲をそそる見た目にしています。
NewDaysの商品はエキナカでも気軽に食べられるように"ワンハンド"というキーワードがあると伺いましたが、それは今回の商品にも反映されていますか?
はい。特にパイシューでは意識しました。サクサク感は魅力ですが、エキナカで食べ歩きとなると生地がこぼれやすい。そこで「食感はありつつも、こぼれにくい生地」にするよう工夫しました。
「サクサク感はありつつも、こぼれにくい生地」って聞いているだけでも作るのが難しそうです。
そうですね。特に生地は膨らみを出すのが難しかったです。配合を調整して膨らませようとすると、今度は生地が固くなってしまう。理想の膨らみと美味しさの両立には苦労しました。クリームも甘さをどこまで抑えても美味しさが残るか、そのバランスを探るのに時間がかかりました。
そうやって、ゼロから開発するのは大変なお仕事ですよね......くじけそうになることはなかったですか?
それはなかったですね。自分は物事を途中で諦めることが性格的にできなくて、一度「こうやる」と決めたら納得するまでやるタイプなんです。今回のシュークリームの開発を通して、NewDaysのスイーツに「新しい柱をつくる」という、大事なミッションを頂いた際も、自分が納得できるまでやり切ろうという思いは常にありました。

新定番のその先へ
広がるワンハンドスイーツの可能性

社内で試食してもらった際、どんな声が上がりましたか。
自分では「これが良い」と思っても、実際に食べていただくと「ちょっと食べづらい」とか「もう少しこうした方がいい」など、いろんな意見をいただきました。多くの人に美味しいと思ってもらうには、そうしたフィードバックが欠かせないと実感しましたね。
さまざまな意見が出たんですね。そこから改善につながったこともありましたか。
はい。たとえば、サイズに関しては試作段階で少しずつ大きくして改良したつもりでいましたが、その過程を知らない人からは「まだ小さいですね」と言われてしまって(笑)......それをきっかけに、最終的な製品ではボリューム感をより意識して改善しました。
そうして完成したシュークリームですが、社内でお披露目したときの反応はどうでしたか。
開発のときから味にはかなりこだわっていたので、好評をいただけたのは本当にうれしかったです。「やってきて良かったな」と思えました。一方で、完成後の売り方や店舗への伝え方については多くの意見をいただき、販促チームに協力してもらいながら、より売れる仕組みづくりを進めました。
2種類のシュークリーム。どんなふうに楽しんでもらいたいですか。
クレープに続く新しいスイーツの柱として「NewDaysのシュークリームができたんだ!」と喜んでもらいたいです。店舗の方からも「すごくおいしい!」と言っていただけたので、ご家族や友人に広めてもらい、徐々に多くの人に喜んでもらえる流れができればうれしいです。
ブランドリニューアル後の売り場にも変化がありそうですね。『ニュータス』の商品が並ぶ売り場で、どのような変化を感じていますか。
売り場に統一感が出て、プライベートブランドらしいデザインになったなと思います。売り場が整ったことで、お客様にも「一気に変わった」と感じてもらえるんじゃないかって。作り手としても、NewDaysの商品に注目してもらえる機会になりましたし、「ブランドは変わったけど味は同じでしょ」と思われないように、これからも新しい工夫を取り入れて、楽しんでいただける商品を作っていきたいです。


取材・執筆:船寄 洋之
撮影:鈴木 渉